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テーブルの下 2

under_the_table 2



「…なんでもするって言ったよね?」

「…ちゃ、んと言う通りにしたら、…別れない?」

こじれた別れ話に苛立ちを覚えつつ、
軽く追いつめるように言葉を重ねる。

「何でもするって、言ったよね?」
「…うん、言った」

君の瞳の色がおかしい。

喫茶店のテーブル席で下着を脱ぐ。
そんな馬鹿げた命令に、
君の表情が妙にゆるんでいるように感じる。

君は怯えと期待の混じった顔で、
静かに店内を見回した後、
軽く腰を浮かせてスカートに手を入れた。

テーブルに膝が当たり、
気にかからない程度に音が立つ。

そして、目が合う。

どうして君は、
こんな馬鹿げた事をしているのに、
恍惚としているように見えるんだろう。

握りこんで見えないようにしてはいたけれど、
君はそろえた両手をテーブルにのせる。
その中には今まではいていたショーツがある。

君は軽くふるえているようにも見える。
そして頬は明らかに赤い。

「…脱いだよ…?」
「…」
「これで、別れない?」
「…」

まっすぐ俺を見る目は、
まるでセックスした直後のように濡れている。

その表情に押されている自分に気付く。

「…これからも…」
「え?」
「これからも、ずっと俺の言いなり?」
「…」

「…うん、何でもきくよ…?」

別れられなかった苛立ちが大きいのに、
変に興奮した感覚が俺を包む。

女の子を言いなりにできる…?
何でも、言いなりになる…?


その日から、君と俺との関係は形を変え、
ふたりの関係は対等ではなくなった…。





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