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普通じゃないこと

 
 
シャワーも浴びさせずに、君を裸にする。
手近なシャツで、ぞんざいに君の手を後ろ手に縛り、
ベッドの前に立たせる。

「すぐ全裸になって」
「…はい」

たったこれだけしか言葉をかわしていない。
首輪を着けさせて、立たせる。
簡単に縛られているだけなのに、
君はがっくりとうなだれたように視線を床に落とす。

「顔を上げて」
そう声をかけ、君に近付く。
「唾液欲しいよね?」

君は返事もせず、ただ口を開ける。
いつもなら、その中に唾のかたまりを落とすけれど、
今日はその下唇を優しく口に含んだ。

まるで、恋人にするような、やわらかなキス。

君の動揺が伝わり、俺も動揺する。
唇を離しながら、普通の関係じゃない事を意識する。
俺が普通の愛情表現をする相手は、君じゃない。

君と目が合う。
今度は、君の口の中に、唾液を流し込むようにした。
何故、こんな普通じゃない関係になってしまったのだろう…。

君と目が合う。

遠くを見るような、ぼやけた感じの目が揺れる。

そっと視線を外し、目に入った乳房をとっさにつかむ。
動揺をぶつけるように、乱暴につかむ。
乳首をつぶすと、君が軽く声をあげ、
その声がいつもの淫靡な空気を引きもどした。

君をベッドにうつ伏せに倒し、目に入った尻を叩く。
乾いた音と、君のうめき。
君のうめきは、湿った声をはらむ。

うつ伏せのまま足を開かせると、君の性器は軽く濡れていて、
指で広げると、性液が糸をひく。

しばっていたシャツをほどき、四つん這いにさせる。
服を脱ぎ、ペニスを取り出し、ゴムを着け、君に深く挿し入れる。

「小学校の時、好きだった子は、誰?」
つながった状態で、そんな質問を投げる。

「…え?」
「答えてごらん」
「…―――くん」
「―――くんが今の君を見たら、どう思うんだろうね?」
「…」

屈辱的な声が静かに響く。

「俺が出すまで 「―――くんが見てる」 って言い続けてなさい」

そう声をかけ、腰を振る。
ゆっくりゆっくり、君の性器を犯す。
「―――くんは、普通のセックスをしてるのかなぁ」
「それとも、俺達みたいな事、してると思う?」

君は答えずに、小声で子どもの頃に好だった人の名を繰り返す。

back.jpg


「声、小さいよ」
尻を少し強く叩く。
君がうめき、声を少し高くする。

「ほんと、変態だ…」

どうして普通じゃだめなんだろう。
普通ってどんなものなんだろう。

どうして君は、こんな屈辱的な犯され方をよろこぶんだろう。

後ろから君を抱きしめるように身体を密着させ、
君の中で俺はどくどくと射精した。


 
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