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服従の時間

 
 
俺は、君が欲しがっていた「ご主人様」になれていたのだろうか

20代後半になっていた俺と、
20代前半だった君は、
何度もメールをやり取りし、
メール調教めいた事を数か月間重ね、
電話で話し、
半年程してから顔を合わせた。

君は俺のネガティブな話を黙って聞く。

決して将来を約束する関係じゃないよ、といった話や、
君をただ性欲処理の人形のように扱う事もあるよ、といった話、
拘束するって事は危険を伴うんだよ、といった話を。

「それでも、本当に俺のペットになりたいの?」
そう聞くと君は、俺の目を見返しながら
「私はご主人様が欲しいんです、やっぱり」
とハッキリ言った。

「君の理想のご主人様じゃないかもしれないよ? それでも?」
「…いいんです。命じられたいし、服従してみたい」

それから、君とのリアルな関係が始まり、
月に1度か2度、会うようになった。


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行為が終わり、首輪を外す時、
君はよくこう言っていた。

「…服従の時間は、もう終わりですか?」

寂しいのか、嬉しいのか、
よく分からない表情で、君はそう聞く。

「首輪を外しても、お前は俺に管理されてるから、いいんだよ」
「…うん、そうですね」

今度は本当に嬉しそうに答える。

だけど、首輪を外した君は、時々敬語も忘れるし、
下らない冗談に厳しく突っ込んでくる事もある。
そんな「服従じゃない時間」も、とても楽しかった。

君が急に福岡を離れる事が決まり、
10ヶ月程度のリアルな関係はアッサリ終わってしまった。

君の転居をきっかけにメールの頻度も、目に見えて減り、
いつしかほとんどメールも来なくなった。

それから数年後、君は一度だけ電話をくれた。
「よかった、番号変わってなかったんですね、ご主人様」
そう言った、最初の声を想い出す。

「今度、結婚することになったので、報告です」
「俺も、もう結婚して子どももいるよ」

その時の15分程度の電話が、君との最後の時間だった。

「ご主人様はゆうさんが最初で最後です」

君はそう言っていたけれど、
それは「ご主人様」に満足したからなのか、
それとも、うんざりしたからなのか、わからない。

きっとそれを君に確認する事は無いんだろうと思う。
でも、それでいいんだろう、とも思う。


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