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「変態」

 

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あれはダメだ。

これはダメだ。

いいかげんにしなさい。

どうしてそんな事してるの。

そんな風に誰もが言われ、育てられてきた。
親になった俺も、子ども達にそんな言葉をかける。
時には、大人同士の関係でも同じように、
それはおかしいんじゃないの?
と意見を交わす事もある。

人は群れで行動しているから、
コミュニティの暗黙のルールに従おうとする。

それは間違いじゃない。

閉鎖された集団の中では、
「個性を大切に」
なんて綺麗事でしかない事を、本当はみんな知っている。

学校や会社、町や地域、趣味の集まりであっても、
一定のラインがある。
見えないようで、見えているラインが。

俺達はそこから大っぴらにはみ出す事を恐れる。
はみ出す事は排除される事につながるかもしれないからだ。

だから子ども達に言う。
「それはおかしいよ」 と。
子ども達をはみ出し者にしないために。

でも、本当はみんなその奥も知っているはずだ。
「“普通”なんて無い事」 を。

10代も後半になれば、
自分の中にある個性や歪みに気付き始める。
それは時には、性的な嗜好だったりもする。

大多数が持たないような、少し変わった欲望。
それを「変態」と表現する事が多い。


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でも、それは大多数じゃないだけ。
たまたま、多くの人が理解できないだけ。
それだけのこと。

それは、単純に悪い事なんかじゃない。

誰もが、他者に理解されたいという気持ちを持っている。
自分を理解して、認めて欲しい。という気持ちを。

衣食住、性的な事も、趣味も、センスも、
すべてを100%分かち合える相手にめぐり逢えるとは限らない。
むしろ、互いの要求を、気持ちを、性癖を、
完全に満たし合える存在に出逢える可能性はほとんど無い。

一番大事な人にでも、理解されない事がある。
それは悲しい事だけれど、それが現実だと思う。

そして、どんなに大切な相手でも、
その関係に譲り合う部分は必ずあるし、
その譲り合いが無ければ、一緒には居られないものだと思う。

その、譲り合って妥協した部分が、
根源的な欲求であればあるほど、
「理解されたい」という思いが大きくなるんじゃないだろうか?

「理解して欲しい」「認めて欲しい」
と思い願うことは「悪い事」なんかじゃない。


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確かに「大多数が望まないような欲求がある」という事は、
恥ずかしい事なのかもしれない。

だから、堂々とは出せないし、表現しにくい。

そして、「恥ずかしい事」だというのは忘れちゃいけない。
大っぴらにしても平気になってしまえば、
恥じらいの無い人になってしまえば、
本当にはみ出してしまうから。

変態的な欲求を認め、満たし合う事は、
悪い事なんかじゃないと思う。

他者に多大な迷惑をかけなければ、
大切な人達を傷付けない努力をするのなら、
結果を受け入れる覚悟があるのなら、
それは悪い事ではないと思う。

でも、恥じらいを忘れるのは悪い事なのかもしれない。
恥ずかしいという思いは、きっと正しいブレーキになる。
だから、恥じらいを忘れちゃいけないと思う。


「君は変態だ」
そう口に出しても、君を悪いと責めているんじゃない。
君は恥ずかしい子だよ、忘れちゃダメだよ、と教えているだけだ。


俺は、覚悟を決めて手を伸ばす。
愛しく思える「恥ずかしい子」の手に、いつか届くといいなぁ。
そう思いながら。



 
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