指を
どこも拘束されていないのに、
君は自由に動けない、動かない。
首輪とリードしか身に着けていない君は、
俺の指示通りに滑稽なポーズを強制される。

ミジメな姿の君が、頬を染めていて可愛い。
「想像してた恥ずかしさと、違うでしょう?」
ニヤニヤと微笑む俺に顔を向けて、君はうなずく。
「それでも、主が命じたら、君はどうするんだっけ?」
「…従います…」
少し目を伏せて、君の肩が揺れる。
「こっちにおいで」
「はい」
ソファーに座る俺の目の前で、
君は姿勢をまっすぐにする。
その君の手をとる。
右手の小指をそっと口に含んで、
丁寧にしゃぶる。
君が驚いているのが伝わるけれど、何も言わない。
次に薬指を口に入れて、やさしく舐めていく。
指と指の股を舌でなぞると、君は小さく鳴く。
中指も、人差し指も、そして親指も、
丁寧に丁寧に、しゃぶっていく。
右手を味わい終えてから、
君の顔をじっと見つめる。
「泣きそうな表情だね」
「え、だって…」
「ほら、左手も出して」
「え、あの、あ、はい…」
そっと差し出された君の手をとる。
「右手で、クリトリスいじってなさい」
「…は、はい」
俺はまた丁寧に、君の左手の小指を舐める。
歯を当てないように、注意して、
君の指先を口で愛撫していく。
ゆっくりと、ゆっくりと。
君は立ったままで、指を舐められながら、
いやらしく右手を使ってオナニーをしている。
でも、これはオナニーだろうか?
そんな訳がない。
君がとてもイヤラシイ声で鳴く。
小刻みに、息を吐き出しながら、
右手の指の動きが早くなる。
「ぁイ、イクっ、イキますっ…んっ…!」
君が身体をふるわせる。
それに合わせて、君の人差し指を深くくわえてやる。
勝手に止めちゃいけないことを、もう君は憶えたから、
少しの間を空けて、またクリトリスに触れ始める…。
君の左手の指をすべて舐め終えた俺は、
立ちあがり、君の口に人差し指を挿し込む。

君は俺の指を舐める
ついさっき、俺にしてもらったように、
同じようなリズムで、丁寧に指を舐める。
「あと2回、俺の指をしゃぶりながらイクんだよ」
君は俺の指から口を離さず、
意思が伝わる程度に首を縦に振り、
生暖かい息を吐き出す。
「変態的なセックス、楽しいね…?」
君は返事を口にしない代わりに、
身体を震わせてイってしまった。
君の指の動きが止まり、舌の動きも止まる。
1、2分待ってやり、
それから口の中の指を動かして合図を送る。
君はまた指をしゃぶりはじめ、
クリトリスをイジりはじめる。
赤い頬の君が、とてもとても可愛い。
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